ストレスと皮膚

ストレスの影響で皮膚病がおこることがあります。

皮膚のかゆみ、赤味、アトピーや蕁麻疹、乾癬、円形脱毛など、

悪化要因の大きなものに感情ストレスが関係しています。

 

皮膚の働きは

1、体温調節 暑いときは汗をかき、寒いときは毛穴をしめて

      体温を一定に保ちます。

2、自律神経に反応

       皮膚は、緊張、興奮、恐怖、怒り、悲しみ、喜びなど

      感情の動きに反応して変化します。

      緊張すると顔が赤なったり、汗をかく

      恐怖で顔面蒼白になったり、鳥肌がたつ

3、人格形成に影響

       皮膚感覚、とくに赤ちゃんのころの母親とのスキンシップ

     (アタッチメント)によって、精神的な安定が得られ、その後

      の人格形成によい影響を与えます。

      また、好きな人に触れられると心地よく、嫌いな人に触れられ   

      るとストレスを感じます。

 

 皮膚の症状は結果であって、漢方的に原因となる臓腑、経絡、気血津液の

状態を弁証して、バランスを取り戻すと、皮膚はよくなっていきます。

 また、心理的な方法で感情ストレスにアプローチしていくと、皮膚の症状が安定していきます。